F1グランプリ、ヨーロッパラウンド前の『砂のバーレーン』を制覇したのは!
じゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃか・・・じゃーん!
『セバスチャン・ヴェッテル~ゥ!』
(左は二位のキミ。右が三位のグロージャン。中央のひょろいのがヴェッテル)
こんにちは。バーコージのコージです♪ いきなり興奮気味ですみません。
先日のバーレーンGP。ヴェッテルの勝因は一言で言って、レッドブルのチーム戦略でした。
もちろん、ヴェッテル本人のドライビング・テクニック、マシンのポテンシャルの高さも必至
なのですが、結果から言って、今回のバーレーンGPは燃料満タン(2010年よりレース中の
給油禁止)の路面温度40℃を越すレースで、当初から消耗の早いピレリタイヤの特性を生かす
3ストップ作戦で、ファステスト・ラップを刻み続けたレッドブル・チームのレース戦略での勝利
でした。
因みに、僕チンの大好きフェラーリのアロンソはスタートで浮上するも、直後にヴェッテルに
抜き返され、更に7周目でリアウィングのフラップが閉じなくなるという破滅的なアクシデント
が発生(泣)。二度のピットインでも修復できず、レース序盤で優勝争いから脱落する結果に。
(とはいえ、10周目以降DRSなしの怒涛の追い上げで結果8位。すっげー♪)
今年のアロンソは不運続き。マシンの仕上がりは良いと本人も豪語しているので、以降のレース
を期待したいです(次回は母国、スペインGP!!)。
(画像はフェラーリの2013年モデル『F138』)
さてさて。今回のレース結果でも分かると通り、F1レースにとってタイヤとは『エンジン』
『シャーシ』に並ぶレース結果を左右する重要なファクターであると言えます。
F1の公式タイヤサプライヤーは2011年より、それまでのブリヂストンに代わり、イタリアの
ピレリ社になっています。
現行レギュレーションを端的に説明すると、決勝レースでは必ず二種類のドライタイヤを使用
しなくてはならず、給油がなくても最低一度はピットインしなくてはいけません。
各チームの戦略は大きく2ストップか3ストップ作戦に分かれるのですが、今回は明確に3ストップ
を選択したチームが有利な結果に終わりました。
とはいえ、レース戦略は開催サーキット、マシンコンディション、天候、ライバルチームの戦略他
によっても大きく左右され、当然にして必勝戦略などというものは存在せず、どういった戦略で
レースを展開するのかもF1レースの大きな見所のひとつです。
場合によっては、ジェンソン・バトンのようなタイヤマネージメント能力の高いドライバーが表彰台
に乗ることも往々にしてあります。知れば知るほど、F1とは奥の深いスポーツなのです。
(画像はジェンソン・バトン。F1ドライバーにしてこのルックス。そりゃモテるわな(^○^))
今を遡ること9年前の2004年。まだタイヤサプライヤーが二社競合であった頃の話。
トップチームのほとんどがより性能の優れたミシュランタイヤを選択する中、唯一ブリヂストン
タイヤで6連覇(18戦中15勝!)を果たしたフェラーリ(ドライバーはミハエル・シューマッハ)の
快進撃を見た、ミシュランタイヤの会長(名前忘れた。フランス人のおっさん)は言いました。
『世界にはふたつのタイヤメーカーしかない。ミシュランとミハエル・シューマッハだ』と・・・。
フェラーリ連勝の勝因はブリヂストンタイヤに拠るものではなく、ミハエル個人のドライビング
テクニックに大きく依拠しているのだ、くらいのことを言いたかったのでしょうが、いくら
自社製品の性能が良かったとはいえ、これではブリヂストンはもちろんのこと、他の世界に
名だたるタイヤメーカー全ての人たちから猛烈な反感を食らったのではないでしょうか。
今に始まったことではなく、まったくもってF1の世界には男前すぎる男たちが多すぎます((^○^))
(確か、こいつをもっと毛むくじゃらにしたようなフランス人のおっさんだった)