生前の若きブルース・リーはある日、イライラして甕(カメ)に溜めてあった水に正拳突きを
喰らわしました。
正気を取り戻したブルースが改めて甕の水面を眺めると、ブルースのマジパンチを受けた
はずの水は、何事もなかったかのように静かにただ佇んでいました。
『水には型がない。故に、自由で強いんだ』
水の真理に到った彼はその後、演繹して自流の格闘術
ジークンドーを陶成しました。
いつも畑に行って感動すること。それは、雑草の可塑性の多様さです。
ほんの僅かな隙間から根を張り、葉を広げ、驚異的なスピードで成長する。その生命力、
自由奔放さには学ぶところが多く、常に新しい誕生を繰り返す自然と、その摂理からは
何某かの意思を汲み取らざるを得ません・・・。
(とはいえ、雑草の除去にはいつも骨を折ります(。>0<。))
とまあ、いきなりの
ブルース・リーと雑草でしたが(焦)
こんにちは、バーコージのコージです。今日はちょっとだけいい話を♪
先日、天使1号(息子)と2人で『大戸屋石垣島店』に行きました。
オーダーを済まし、所在なく椅子に腰掛けていると、隣の席に座っていた70歳前の観光客
と思しき男性が食事を終え、話しかけてきました。
「息子さん、かわいいですね。おいくつですか?」 天使1号の年齢(今月3歳)を答えると、
「男の子はいいですよ。幼い頃に遊んでおくと、大人になっても一緒に遊んでくれるんですよ。
うちの息子なんかも今でも一緒に釣りに行ったり・・・」 しばらく話に耳を傾けていると、男性は
最後に言いました。
「
子供というのは今、一生懸命親孝行してるんですよ・・・。 親として、それをしっかりと
受け止めてあげてください」
快活な天使1号の相手に忙しく、然してそれ以上の会話もできないうちに男性は笑顔で店を立ち
去ってしまったのですが、よくよくあとで考えてみると、世の中まだ捨てたもんじゃないよな、
とか思っちゃいました。
『今が親孝行の時期』だなんて、僕のような若輩者には思いもよらない観念でした。
【下手の考え休むに似たり】とは、昔の人はよく言ったものです。
(画像はオーギュスト・ロダンの『考える人』)
子供の将来は全て、親次第。
社会人であるより大人であるより、経営者であるより男であるよりも何よりもまず先に、
父親でありたい。
大戸屋の男性には以降二度と会う機会がないのでしょうが、人生は一期一会。
たまには、そんな感慨に浸らされたのもいい経験だったのかもしれないと思いました。